
給食センター、社員食堂、セントラルキッチンなどの大量調理施設では、人手不足と衛生管理の強化が大きな課題です。エレクトロラックス・プロフェッショナルのスチームコンベクションオーブン「SkyLine(スカイライン)」は、独自の庫内循環システム「オプティフロー」による均一な加熱、芯温センサーによる確実な温度管理、自動洗浄「スカイクリーン」、ブラストチラーとの連携によるクックチル対応など、大量調理の現場に必要な機能を備えています。本記事では、 SkyLine の特長と、回転釜中心の厨房に導入するメリット、導入前の確認ポイント、よくある質問をまとめました。名古屋本社と東京支店を拠点に、東海・関東エリアで厨房設計から機器導入、施工、アフターメンテナンスまで一貫対応する東海装美 厨房事業部が解説します。
いつも東海装美 厨房事業部のブログをご覧いただき、ありがとうございます。 私たちは名古屋本社と東京支店を拠点に、飲食店や商業施設の店舗づくりで培った経験を活かし、厨房機器の選定から設計・施工、導入後のメンテナンスまでワンストップでお手伝いしています。 最近、東海エリア・関東エリアの給食センターや社員食堂、セントラルキッチンのご担当者さまから「調理スタッフが集まらない」「衛生管理の記録が負担」「回転釜の前に立ちっぱなしの作業を減らしたい」というご相談を多くいただくようになりました。今回は、その解決策として私たちがおすすめしているエレクトロラックスのスチームコンベクションオーブン「SkyLine」について、現場目線でわかりやすくご紹介します。
写真の右側のように、大型の回転釜で数百食分の煮物やシチューを木べらでかき混ぜる光景は、給食センターやセントラルキッチンではおなじみです。回転釜は大量の汁物や炒め煮に欠かせない頼もしい機器ですが、一方で次のような課題も抱えています。
回転釜の調理は、焦げつかないよう人が付きっきりで攪拌する必要があります。重い食材の投入や高温の湯気の中での作業は体力的な負担も大きく、ベテランの退職や新人の採用難が続く中、「人がいないと回らない厨房」は大きなリスクになっています。
火加減や混ぜ方は担当者の経験に左右されやすく、日によって味や食感に差が出ることがあります。何千食も提供する施設では、品質を一定に保つことが信頼に直結します。
2021 年 6 月から、すべての食品等事業者に HACCP に沿った衛生管理が求められるようになりました。大量調理施設衛生管理マニュアルでは、加熱調理食品の中心温度を 75℃で 1 分間以上(二枚貝などノロウイルス汚染のおそれがある食品は 85〜90℃で 90 秒間以上)加熱することが示されています。大量の食材の中心温度を一つひとつ測り、記録を残す作業は現場にとって大きな負担です。
スチームコンベクションオーブン(通称スチコン)は、ファンで熱風を循環させる「コンベクション」と、庫内に蒸気を送り込む「スチーム」を組み合わせて加熱する業務用オーブンです。焼き物・蒸し物・煮込み・揚げ物風調理・再加熱までを 1 台でこなせます。
スウェーデン発祥のエレクトロラックス・プロフェッショナルは、業務用厨房機器で長い歴史を持ち、スチコンの分野でも 40 年以上の実績を重ねてきたメーカーです。そのフラッグシップが「SkyLine」シリーズ。写真左のように、ホテルパンを何段も重ねて一度に調理できるのが特長で、卓上型の 6 段・10 段から、ワゴンごと出し入れできるフロア型の 20 段まで、施設の規模に合わせて選べます。
SkyLine の独自技術「オプティフロー」は、庫内の空気の流れを最適化するファンシステムです。風量を段階的に切り替え、ファンの逆回転も組み合わせることで、庫内全体の温度と湿度を均一に保ちます。大量調理でありがちな「上段は焼けすぎ、下段は生焼け」といったムラを抑え、何百食分でも同じ仕上がりを実現します。
上位モデルには高精度の湿度センサー「ラムダセンサー」が搭載され、庫内の湿度を毎秒測定して最適な状態に保ちます。さらに、肉・魚・野菜・米・卵など食材カテゴリーごとの自動調理モードを搭載し、食材の量やサイズに合わせて加熱を自動で調整。タッチパネルには料理の写真を登録できるため、経験の浅いスタッフでも写真を選んでスタートするだけで、いつもと同じ品質に仕上げられます。
食材に刺して使う芯温センサーにより、設定した中心温度に達するまで自動で加熱を続けます。複数ポイントで温度を測るマルチセンサー型の芯温プローブも用意されており、大きな塊肉や厚みのある食材でも確実に火を通せます。加熱データの管理にも対応しているため、「測り忘れ」「記入漏れ」といったヒューマンエラーの防止にもつながります。
内蔵の自動洗浄システム「スカイクリーン」が、庫内やボイラーの汚れ・スケール(水あか)を自動で除去します。メーカーによると、従来機と比べて水・電気・洗剤などのランニングコストを約 15%削減できるとされています。毎日の清掃負担が減ることで、衛生レベルを保ちながら作業時間の短縮も図れます。
SkyLine は人間工学の認証「ErgoCert」で 4 つ星の評価を取得しており、メーカーは生産性 25%向上をうたっています。扉には体への当たりを防ぐストッパー機構があり、出し入れの動作も配慮された設計です。重いホテルパンを扱う給食現場では、スタッフの負担軽減とケガの予防は大切なポイントです。
セントラルキッチンで注目されているのが、加熱調理後に急速冷却して保管し、提供直前に再加熱する「クックチル」方式です。SkyLine は同シリーズのブラストチラー「SkyLine ChillS」と連携でき、オーブンからチラーへの移行をスムーズに行えます。前日や数日前に仕込みを済ませる計画生産が可能になり、早朝勤務や繁忙期のピーク負担を大きく減らせます。
スチコンを導入しても、回転釜が不要になるわけではありません。大量の汁物、カレーやシチューのルウづくり、炒め物などは、引き続き回転釜が得意とする分野です。一方、焼き物・蒸し物・煮込み・再加熱などを SkyLine に任せることで、回転釜の稼働を本当に必要な料理に集中させられます。 写真のように「スチコン+回転釜」を組み合わせた厨房は、それぞれの強みを活かしながら、少ない人数で効率よく大量調理を回せる理想的な形です。
「うちの給食センターに合うスチコンはどれ?」「回転釜との組み合わせ方を相談したい」「まずは見積もりだけ知りたい」——そんなご相談も大歓迎です。 東海エリアは名古屋本社、関東エリアは東京支店が担当します。給食センター、社員食堂、セントラルキッチン、病院・介護施設の厨房づくりは、東海装美 厨房事業部へお気軽にお問い合わせください。
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